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リニューアル商品「真壁 MAKABE」について

真壁 MAKABEとは

真壁 MAKABEとは

「地元・真壁で100年後も続く酒造り」を実現すべく、
地元向け銘柄「真壁」をリニューアルしました。



県内農家、および県公設試験場との協業による、
地産の原料を活かした酒造りと、
街の特徴を表現したラベルデザインにより、


「真壁でしか醸せない味」
「真壁を訪れたくなる酒」


を目指します。



「真壁 MAKABE」のこだわり


県内農家との、はじめての契約栽培による米づくり

秋山洋平さん

今回の酒造りにおいては、地産の原料を活かすため、契約栽培という形で当社も米づくりから携わっています。

契約栽培米をお願いしたのは、筑西市桑山の農家・秋山洋平さん。酒販店も営んでおり、村井醸造とは昔からお取引のある秋山さんから「酒米作りに協力させてほしい」と申し出をいただいたことをきっかけに、今回の取り組みが始まりました。


当社にとっても、秋山さんにとっても初めての契約栽培で育てる品種は酒造好適米「若水」。栽培方法において一般的な飯米と極端な差がなく、かつ、酒造好適米の特徴である麹の造りやすさ・米の溶けやすさを兼ね備えている品種です。地元で愛される「普段の食事に寄り添う酒」を表現するのに適していることから、「若水」の採用を決定しました。


茨城県産業技術イノベーションセンターとの共同研究による、乳酸菌を活かした酒造り

茨城県産業技術イノベーションセンターとの共同研究による、乳酸菌を活かした酒造り

茨城県産業技術イノベーションセンターが開発した乳酸菌(Leuconostoc mesenteroides19-5)は、酒造りにおける酵母育成に特化したものです。酒造りの初期段階に存在する雑菌汚染のリスクをこの乳酸菌の力で克服し、雑菌に負けない強い酵母を育て上げます。

 

この乳酸菌を活用した酒造りについて、当社は2022年より茨城県産業技術イノベーションセンターとの共同研究を実施し、はじめて商品化を行いました。

高い抗酸化能を持つこの乳酸菌の特徴により、酸化によるお酒の品質の変化を穏やかにする可能性があることから、従来の日本酒よりも出荷後の品質維持が容易になることが考えられるほか、地元産の乳酸菌を活用した発酵により、風土の味わいを表現することを目指しています。


蔵のある、真壁の街並みイメージを伝えるパッケージデザイン

蔵のある、真壁の街並みイメージを伝えるパッケージデザイン

村井醸造の位置する真壁町は戦国時代末期の城下町に起源を持ち、江戸時代から明治・大正にかけては、この地方の文化・産業の中心地として栄えました。100を超える登録有形文化財をはじめ伝統的な建物が残り、2010年6月29日には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。


また、毎年約6万人が訪れる「真壁のひな祭り」や、『常陸国風土記』に登場する「福来(ふくれ)みかん」など、真壁地区には伝統的建造物や催し、特産品があります。


パッケージデザインにおいては、これらの要素をイラスト化し包装紙にちりばめることで、真壁の特徴がビジュアルからも伝わり、この地に想いを馳せながらお楽しみいただけようにしました。


日常の楽しさを彩る地酒

日常の楽しさを彩る地酒

こうしてリニューアルした「真壁 MAKABE 純米吟醸」は、日常の楽しさを彩る地酒として、普段日本酒を飲まない方にも親しみやすい味わいを目指しました。

バナナやメロンのような果実の香りと、くちどけの良い上質なホワイトチョコのような甘味。真壁にある村井醸造でしか表現できない手法を取り入れたことで、米や乳酸菌の特徴を活かした甘味・コクを表現できており、味わいからも真壁をイメージいただけます。

地元での集まりで、あるいは道の駅で買った食材やスイーツなどと一緒に旅の思い出を楽しみながら、グラスに注いでストレートまたはロックで、カジュアルにお飲みいただけるお酒です。

また、数量限定で販売する生酒(ピンクのタイプ)に関しては「直汲(じかぐみ)」と呼ばれる、搾って間もないお酒をすぐに瓶詰する手法を取ることで、通常では味わえないフレッシュさと芳醇さを堪能いただけます。